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彩の国 夢見人のフォト日記

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2007年 10月 30日

雲南紀行(5)

第5日目 10月17日(水)  明永氷河へ

朝6時、聖なる山「梅里雪山」が部屋の窓から見えるはず、とカーテンを開けてはみたが、また小雨。
朝食後、10時半ホテルを出発し、主峰カワカブ峰(標高6740m)から広がる梅里雪山で最大の明永氷河へ。
ラサへ通じる国道を途中で離れ、瀾滄江(メコン川)の谷へ下りていく。瀾滄江にかかる橋までは、ゴツゴツとした荒れ果てた断崖を下りていく。橋の標高は2040m。橋を渡って明永村へ。
ゲートで入場料を払う間小休止。近くのお寺でマニ車を回し晴天を祈る。
村で昼食後いよいよ、1時間半の太子廟(帰美寺_標高2960m)までの乗馬ハイキング。原生林の中の山道は雨上がりでぬかるみ、蹄鉄で削られ下の岩がむき出してデコボコとなっている。途中急勾配の荒れ道は馬から下り脇に造られた木道を歩く。
太子廟からは歩きやすい比較的緩やかな山道(途中から木道となる)をゆっくり30分で氷河の展望台となる。

瀾滄江(メコン河)の渓谷
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苦しいときの「マニ車」頼み
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こんな馬に乗る。
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太子廟(帰美寺_標高2960m)
タルチョの奥に主峰カワカブ峰(標高6740m)から広がる明永氷河
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梅里雪山で最大の明永氷河は、低緯度にある標高の低い氷河として、特異な存在。
氷河の隣には原生林が広がり、氷河の末端は標高2,650mに達する。
これはインド洋から吹くモンスーンの影響のために降水量が多く、地形が急峻なためである。
瀾滄江(メコン川)の河床からカワカブ山頂までの標高差4、700mの山腹には、
サボテンの生える乾燥地帯から、苔むした森林帯、高山植物の咲く草原帯、
雪氷帯にいたるまで、植生と気候の顕著な垂直分布が見られる。
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マニ車に祈ったせいか晴れ間から主峰カワカブ峰はその勇士を見せてくれた。

(続く)

by ckonkn | 2007-10-30 22:28 | 雲南紀行 | Comments(0)
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